2021年6月1日火曜日

親の心子知らず【日本人宿オーナーの96日間戦争Vol.8】

当宿の部屋を不法占拠(オクパ)カップル。

今回は女オクパのお話しをします。

■前回までのあらすじ【Vol.7】 【Vol.6 】 【Vol.5】 【Vol.4 】 【Vol.3】 【Vol.2 】 【Vol.1】

細身で髪は長くクルクルのカーリーヘアー・・・ジョイナー(かなり古い話しですが、こんな容姿のランナーがいたんです笑)と呼ぶことにします。

ある日ジョイナーは、宿の電話を勝手に使ってお金の無心をするために母親に電話しました。母親は携帯に表示された電話番号を逆探知、うちの宿を探し当て訪ねてきました。

親の心子知らず・・・とんでもない親不孝娘と判明! 

ジョイナーは、家出娘で親から捜索願い が警察に出されていたのです。

「今月末お給料が入るからそれで宿泊代を払う」と言ってたのは大嘘で、働いている訳ではなくまだ学生でした。義務教育が終わったあとも、親に学校に通わせてもらっていたのです。しかも歯科矯正までやってもらってます。

男(トウモロコシ)と知り合ってから、家を出てフラフラしているようです。

そしてジョイナーも手癖が悪い

 宿の部屋の鍵を盗む・・・偶然目撃したので問い詰めると「鍵が落ちてたから、拾ってあげたのに、何よっ!」とすごむ有様。 防犯カメラをチェックすると完全に物色して盗みを働く姿が映ってるという、とんでもない奴なんです。

ジョイナーの母親が来たとき、娘は不在。
現在の状況や、盗みのことを全て話したのに、「なんで娘を泊めたんだ」「あなたが娘を追い出しなさいよ」と、我が娘にそんなことをさせたあなたが悪いというスタンス。申し訳ないという謝罪の言葉は一切出てきませんでした。そうなると、こちらも強気で出るしかありません。

「娘が無銭宿泊してるのだから母親のあなたが払え!」
というと、
「それは娘の問題」と言われ、完全に親への同情もなくなりました。

翌日、警察が彼女を訪ねてやってきました。
その時に無銭宿泊の現状を話すと、「それはそれ、今日は別問題だから」と言い、ジョイナーの生存と所在確認をすると、サーッと帰っていきました。

この日を境に警察への不信感も増すこととなったのです。

 

 

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